車の出張買取時の価格交渉
車を売る大前提として、買取業者が最初から高い査定額を提示することは絶対にありません。
買取業者はビジネスで車の買取をやってるわけで、なるべく低い値段で買わないと商売にならないからです。
心から納得できる「高額査定」を勝ち取るためには、価格を引き上げてもらうための対策が必要です。
それが、いわゆる「価格交渉」です。
価格交渉を有利に進めるには、一般に3つの方法が考えられます。
相手に「メリット」を与える方法、相手を「ライバル」と競わせる方法、そして相手の「感情」に訴える方法です。
これらは、愛車の価格交渉に限らず、日常生活やお仕事でも普通に使える方法です。
一つ一つ丁寧にやれば、相手をこちらのペースに引き込むことができます。
・査定士さんに「メリット」を与える
中古車買取業者の査定士さんに対して、どういった提案をすれば「メリット」を感じてもらえるかを考えましょう。
ここで大切なのは、査定士さんと会話をしながら、「この人が喜びそうなことは何かな？」というのを観察することが大切です。
ただ単に会話するのではなくて、相手にとってメリットになりそうな提案ができないかを考えます。
もしいい案が見つかれば、価格交渉がグッと有利になります。
・査定士さんに「ライバル」と競争させる
3つの方法の中で、最も簡単で、もっとも強力なのが「ライバル」と競争させることです。
つまり、査定士さんに「ライバル」の存在を意識させて、競争心を掻き立てるわけです。
具体的には、出張査定に来た査定士さんに「他社さんにも見積もりを依頼しています」というだけでOKです。
この一言で査定士さんはライバル業者を意識せざるをえなくなります。
さらには、他社さんの見積もりをちらつかせるのも効果的です。
他社のがあることで、本気を出さるをえなくなるからです。
価格交渉には、経験とスキルが必要です。
そして、その価格交渉のスキルは、相手の方がレベルは数倍以上だと思って間違いありません。
だからこそ、シンプルに競わせるという方法が効率的です。
・相手の「感情」に訴える
出張買取していただいた査定士さんを思い出し、もっとも印象が良くて、話しやすかった人を選び、その人に電話をかけ、ダメもとで価格交渉してみて下さい。